東京の苔屋「道草」さん主導のもと企画されている、東京苔展2に参加させていただきます。
会期:2023.9.12-2023.10.1
会場:板橋区熱帯環境植物館
東京苔展は、2020年に第一回目が開催されており、その際も「都会の苔」をテーマに苔テラリウムを飾らせていただきました。今回はその2回目になります。
その際に制作したのは道路の側溝とグレーチングのテラリウム。。おそらく意味不明な方がほとんどだったと思いますが、すごく好きと言ってくれる方もけっこういらっしゃったのが驚きでした。
実をいうと、私もかなり気に入っている作品です笑。
(故に、普段作品の写真をあまり撮らないのですが、珍しく写真が結構残っておりました)
スポンジ素材を加工してコンクリート風にしてみたり、グレーチングの苔の生えているところ、生えていないところをうまく自然に見えるよう工夫していたりと、見えないところで結構手がこんでいたりします。苔が二階建て構造になっているところも、工夫ポイント。というより、グレーチングを除いた先にまた苔がある、、という自然の景色のおもしろさから着想を得ています。
残念ながら、この作品はしばらくすると、苔が劣化していきました。
この原因はグレーチングから出る金属成分。当時はここから出る金属がそこまで苔を傷めていくとは予想していなかったのは未熟でした。展示期間中も、周囲の苔を徐々に枯らしていく、ということが起こったのでした。
(苔と金属についてはこちら)
さて、前回の話はさておき、今回も苔テラリウム作品を展示させていただきます。
今回のテーマも、「都会の苔テラリウム」そして「未来の苔テラリウム」
ここのところ、苔テラリウムに精力を捧げられていない自分が、未来のことを考えるのはとても困難でしたが、都会をテーマに、未来という大きなものではないですが、時間軸を楽しむことを前提に作品を作ってみました。
展示会向きの作品ではない気はしますが、「こいつ悩んでるんだな〜」くらいに見てもらえればよいかと思います😂
同時に、苔むすびの若手スタッフである三浦さんの作品も展示しています。
若手ならではのキラキラ感と、とても高度なテクニックを駆使して作られた素敵な作品ができています!おじさんばかりの展示会に一石を投じていただきましょう。
17日は道草の石河さん、苔好き役者の石倉さん、そして私、園田で、トークショーを行います。こちらのテーマも「苔(テラリウム)の未来」。
人を楽しませるようなトークは本当に苦手なので、お二人に頼りっぱなしになってしまうと思いますが、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。
(とても人気で、定員50に対し70名以上の方を受け入れることになったそうです!)
苔イベントの少ない関東では、貴重なイベントになるかと思います!
ぜひ、ご来場ください!
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