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韓国苔テラリウム協会講習会



苔テラリウムブームは日本にとどまらず、世界的に人気が出てきているようです。韓国でも苔テラリウムは流行っているようで、「韓国苔テラリウム協会」は会員数がなんと300人を超えるそう。


とはいえ苔テラリウムの分野で世界的でトップを走っているは日本と認識されているようで、ご縁もあり韓国苔テラリウム協会の会員さん向けの講座を定期的に開催しています。


今春に続き、2回目の開催。今回は初めて鎌倉で開催しました。今回は特に、韓国テラリウム協会の中でもトップクラスの先生方がたくさんいらっしゃるとのことで、準備万端で臨みました。


日本と韓国の苔テラリウムの違いは、なんといっても、苔の種類、そして植え付け方。

日本と韓国、というより、日本と世界の違い、といってもよいでしょう。

日本の苔テラリウムは世界から見ても独特の進化を遂げています。


日本には豊富な種類の苔が流通しています。我々が苔テラリウムに普通に使っている、ヒノキゴケ(Pyrrhobryum dozyanum)、タマゴケ(Bartramia pomiformis)、コツボゴケ(Plagiomnium acutum)、そんなコケたちがそれほど苦労なく手に入るというのは実はすごいことで、こういった苔がこんなにも流通しているのは世界広しとしえど、日本のみです(調べたわけではないですが、間違いないでしょう)


なぜそんなにも恵まれているのかといえば、日本では庭や盆栽など、苔を使う文化がもともとあったから。もちろん、苔の生えやすい気候である、というのが前提であるのは言うまでもありません。そんな歴史と気候風土があっての今。苔テラリウムを作る人間として、この国に生まれてきたのは本当に幸運なことだと思います(しみじみ)。


さて韓国の方では、手に入るのは基本的にシラガゴケの仲間(Leucobryum sp.)のみのようです。ハイゴケ(Hypnum plumiforme)やスナゴケ(Racomitrium canescens)もありますが、苔テラリウムにはあまり向かないので、ほとんど一種類で製作するようです。そしてもちろん、苔は貼り付けて使います。


日本でも苔をちまちま挿すというのが定着したのは本当にここ数年のこと。私も昔は、なんでわざわざ挿すのか?とよく言われたものですが、今や日本の苔テラリウム界隈ではすっかり挿し苔法が定着した感があります。


今回の講習でも、「これが本場の苔の植え方だ!」と言わんばかりに、まずはホソバオキナゴケ(Leucobryum juniperoideum)のコロニーを挿し苔で作っていただくところからスタートしました。

基本が分かれば、ほとんどの苔に応用が効くので、2日間の講習でだいぶ「挿し苔」慣れてくれたようです。


今回使用した苔は10種類ほどなのですが、苔のパレットを開けると、「エルメスより価値がある!」と歓声。自分はなにも偉くないのですが、なんとなく誇らしげな気分になりつつ、テラリウム製作のポイントをぎゅっと凝縮してお伝えしました。


その他座学では


・苔テラリウムの製作法(苔の種類と特性、苔の処理、レイアウト法、等)

・苔テラリウムの理論(容器の形状、水質、菌、光量、その他起こりうるトラブル)

・日本の苔テラリウムの市場、歴史、課題


等々じっくりお話しました。

みなさんとても熱心で、議論の絶えない講習になりました。


苔むすびでは海外の方向けの特別講習も受け付けていますので、

お気軽にお問い合わせください。(日本語で問い合わせなくても大丈夫です)











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